中国のブランド「KYOUKO梗豆物語」から販売されている、ハリーポッターのローブがどうしても欲しくて、中国の通販サイト「タオバオ」に手を出してしまった筆者です。
今回は、中国通販「タオバオ」で個人輸入をしようとしたら、中国からから電話がかかってきた話です。解決方法まで載せているので、同じ境遇でびびりちらしている方の参考になれば幸いです。
SMSに中国語のメッセージが来た
google翻訳を駆使してなんとか日本への発送にこぎつけた筆者のSMSに、次の画像のような謎のメッセージが来ました。

購入から発送まで全てのやり取りは「タオバオ」のアプリ内で完結していたため、SMSで連絡が来るなんて嫌な予感しかしない。無事に国際転送の決済が完了したのが16:43、このSMSが来たのが19:05でした。約2時間の間に何があったのか…
ビビりながらスクショしてgoogle翻訳にかけてみたところ、「宛名に不備があるか、高額のため関税がかかるか、コピー品疑惑かのいずれかの理由があるので、カスタマーサービスに問い合わせるように」という連絡でした。URLから直接問い合わせのチャットに飛べました。親切な仕組み。
問い合わせチャットで聞いてみた
カスタマーサービスに問い合わせるように、と言われたので、言われた通りURLから問い合わせのチャットを開きました。しかし、バグなのか画面左半分に全てが寄っていて使いにくかったので、アプリから開き直しました。
最初に、次の画像のようなメッセージが自動送信されてきます。「何に困ってますか?喜んでお手伝いしますよ〜」と「お調べしますので少々お待ちください」みたいな内容です。

問い合わせのチャットを開いたものの、さてどうしよう。中国語は自己紹介しかできません。あと言えるのは「いくらですか」と「トイレどこですか」。旅行中はとっても役に立った2つのフレーズは、この場ではなんの役にも立ちません。
ここまでgoogle翻訳を駆使してきましたが、それは中国語を日本語に翻訳する時だけ。機械翻訳は便利ですが、複雑な文章を正確に翻訳するのはなかなか難しい。日本語から中国語の翻訳を使っても、生成された中国語が正しいかを確認するすべがないからです。
悩んだ末、先ほどのSMSのスクリーンショットを「我该怎么办?」というコメントとともに送信しました。What should I do?をgoogle翻訳したものです。あっているのだろうか…
中国本土から電話がかかってきた
そしたらなんと、このタイミングで、中国本土から電話がかかってきました。中国から電話をしてくる知り合いなんていません。タイミング的にも絶対「タオバオ」だ。私中国語しゃべれないけど!?とプチパニックになりながらも、切れてしまっては困るので意を決して応答。
相手「Hi, ニイハオ。Do you speak Chinese?<聞き取れない中国語の短文>」
私「Hi. I’m sorry I can’t. Could you please speak in English?(すみませんしゃべれません。英語で話していただけますか?)」
相手「<聞き取れない中国語の短文>It’s タオバオ。<聞き取れない中国語の短文>bye-bye.」
上記のやり取りを経て、一瞬で電話が切れました。切れちゃった。電話してくるってことは絶対大事な用事があっただろうに、切れちゃった。通話時間、たったの22秒。
どうしようかと途方に暮れていると、チャットに新たなメッセージが来ました。

上のメッセージを要約すると「あなたの荷物は高額なので関税がかかります。通関手数料と関税を代引きで佐川に支払うことに同意しますか?同意すれば荷物を発送します。」「関税に同意するのなら、本名と国籍を教えてください。」という確認でした。
ちなみにこのチャット、どうやら1分何もしないと接続が切れるみたい…
日本の税務署のサイトによると、個人輸入の場合、送料を含めた総額が16666円以下であれば免税されるらいので、今回は関税がかからないと思っていたのですが、どうやら通関手続きが必要なよう…
理由はわからないのですが、もう中国語で問い合わせのやり取りをする気力がなかったので、諦めて通関手数料と関税を支払うことに同意し、さっさと商品を発送してもらうことを選択しました。英語だったら絶対確認したんだけどなあ。高くないといいなあ。
通関手数料と関税の支払いに同意する
「関税に同意するのなら、本名と国籍を教えてください。」と言われた通り、本名と国籍を返信しました。
「我同意被税。我的姓是<苗字>。我的名是<名前>。我的国籍是日本。」
チャットで送られてきた疑問文を参考に、你を我に変え、肯定文にして返信しました。正しい中国語かは分かりませんが、伝わったようで…

このような返信が来ました。「OK」「あなたの情報を登録します(?)」「発送から9日以内に到着します。(日本の税関の期間は除く。厳しくて時間がかかります)」「我慢強く待っててね」という感じの内容です。2番目のがgoogle翻訳だと、日本語でも英語でも「妹はあなたを認識した」という意味になるんだけど絶対違う笑
というわけで。
通関にどのくらい期間がかかるのか、通関手数料や関税はいくらになるのか、などなど不安は残りますが、どうやら荷物は無事に発送してもらえるようです!よかった!
まとめ
タオバオで個人輸入をする場合、関税がかかる場合があります。免税の基準が謎です。通関手数料と関税は、代引きで運送業者に支払います。同意の確認のために、中国から電話がかかってくる可能性があります。チャットで、支払いに同意し、本名と国籍を伝えると発送に進んでもらえるみたいです。ということでした。
国際配送の追跡ができるのか?通関手数料や関税がいくらかかるのか?到着まで何日かかるのか?などなど、随時更新していきます!
2/11追記
結局、通関手数料および関税はかからず、普通に佐川急便で届きました。