【ネタバレ無】映画JOKER 感想

精神状態が不安定な時にみると引きずられるとか、鬱映画だとか、色々聞いていたのでかなり身構えて行ったのですが、めちゃくちゃ楽しかった!というのが素直な観賞後の感想。
 前半は淡々と進み、ストーリーの起伏は少ないものの、気がつかないうちに、劇場の座席からいつのまにかゴッサムシティに引き込まれて行った。映画館で映画を観ているということを忘れ、アーサーを間近で観ているような、思い返してみれば不思議な感覚。カメラワークのせいだろうか?それだけではない気がする。
 後半に行くにつれ、その気持ちの正体がなんなのかはわからないのだが、なぜかすごく楽しかった。鬱映画とか、観ていて苦しいとかいう鑑賞者たちの感想はなんだったんだろうかってくらいに、私はアーサーがジョーカーになっていくのを、楽しんでいた。自然と口角が上がっていることに気がつき、そんな自分が途端に怖くなった。それでも、終わりに近づくにつれ、やはり、正体不明の恐ろしい快感を味わい続けると自分がいた。正直にいって、本当に、楽しかった。
 しかし、終わった途端、虚無感に襲われたのもまた事実であって、エンドロールの黒背景に浮かぶ白い文字列がスクリーンに流れては消えていくのを、ただただ「あぁ、なんかすごいものを見てしまいまった…」と思うなどしていた。あぁ、語彙力が皆無。

 とにかく、期待値は高いし、評価も評判もいいし、それがどんな方向のものなのかは、ぜひ自分の目で確かめてもらえればと思う。私のように楽しめるか、揺さぶられ、鬱映画だったと思考を巡らせながら帰路に着くことになるかはあなた次第としか言いようがないが、劇場で観る価値のある作品だと、私は自信を持って言いたい。

ちなみに…

MCUと違って、DCは全部を予習する必要は全くないけれど、バットマン周りを分かってるとより楽しめることは間違いない。でも知らなくても普通に「ジョーカー」単体の映画として十分に楽しめるので、予習するのがめんどくさいからと諦めることはなく、ぜひ観に行ってほしい。実際私の友人には本作がはじめてのDC作品だという人も少なくない。それでもみんな楽しんでいた。

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